2017年7月28日金曜日

霊能力について 2

これが超能力だ―あなたの潜在能力 を開発する (潮文社リヴ)

・訳者あとがきより

本書は原題を「霊媒現象とは何か」といい、いわゆる霊媒および霊能者_最近いうところ

の超能力者に見られる超常現象の原理を述べ、それを基礎としてその養成法を説いたもの

である。

その大部分が原理の解説に当てられているところに、原著者リーフ氏が霊能開発にとって

基礎知識が不可欠であり最も重要であるとの認識をもっていることが窺われる。

ベテラン登山者ほど危険に対して敏感であり、無理をせず慎重の上にも慎重を期するもの

であるが、これと全く同じことが霊能者の養成においても要求される。

(中略)

霊能開発をのぞき趣味的好奇心から始めると、取りかえしのつかない破目に陥る危険性が

あることを声を大にして警告したい。


・目次

序章 汝自らを知れ

第一章 異常能力

第二章 夢意識と覚醒意識

第三章 夢の解釈

第四章 水脈占い・鉱脈占い

第五章 サイコメトリ

第六章 テレパシー

第七章 霊視能力(その一)

第八章 霊視能力(その二)

第九章 霊聴能力

第十章 潜在意識の謎

第十一章 精神力の不思議

第十二章 心霊治療

第十三章 テーブル現象と直接談話現象

第十四章 物質化現象

第十五章 自動書記現象

第十六章 霊言現象

第十七章 幽体離脱現象

第十八章 心霊写真現象

第十九章 音楽の効用と食事の問題

第二十章 注意すべき心霊用語



超能力を開発する本―意識の窓をひ らく

・訳者まえがきより

訳者は同じく超能力の開発を扱った「これが超能力だ」を出したばかりであるが、その“

あとがき”の中で、のぞき趣味的な好奇心から始めると取り返しのつかないことになる危

険性があることを警告しておいた。

他人が書いたものを訳したにすぎないとは言え、自分の手で公表した以上これを正しく活

用してもらいたい気持からあえてその点を指摘せずにいられなかったのである。

そのあとすぐに本書を出すことにしたのは、そうした危険性から身を守る、あるいはこれ

を避ける一つの手段として、霊能養成に関する手引書を何種類か用意して、多角的に活用

できる便宜を提供するのも、訳者としての責任であるとの認識からである。

前者は男性霊媒のものであり、本書は女性霊媒のものである。

この対照的な二人の超能力者による至難を参考にすれば、まず申し分ないものと思われる



がさらに遺漏なきを期するために、他の類書の中から貴重な説や意見を取り入れて肉付け

し、単なる一冊の訳書以上のものに仕上げることにした。


・目次

序章 超能力の基本的認識

一章 開発のための基礎準備

二章 精神統一の訓練

三章 人間の霊的構成

四章 肉体脱離能力

五章 物的超能力_その一

六章 物的超能力_その二

七章 物的超能力_その三

八章 霊言能力

九章 霊視能力

十章 霊聴能力

十一章 直感力

十二章 自動書記能力

十三章 治病能力

十四章 予知現象の原理

十五章 スピリチュアリズムの光明


2017年7月27日木曜日

霊能力について

霊能開発入門 (TEN BOOKS)

・訳者あとがきより

私の意見はいたって簡単である。

現段階の地上人類は五感によって生活し、霊的なことは天才的霊能者のお任せするのが無難であるということである。

人間は物質界ならではの体験を求めて地上へ降りて来ているという事実をまず認識する必要がある。

その認識がすべての根底であらねばならないのである。

物質的なものに促われてそれしか見えなくなるというのでは、それも別の意味で地上生活の危険性とも言えるが、大へんな高級霊でありながら物質的体験に欠けるところがあって、それを求めてわざわざ物質界へ降りて来る霊もあるほど、それほど物的体験というのは貴重なのである。

それによって霊界へ戻ってから飛躍的に威力を増すのである。

極端な例では、母胎の産道を通過するという、ただそれだけの体験を求めて誕生してくる場合もあるという。

そこには人智では測り知れない霊的な事情があるのであろう。

これはいずれ人類の進化とともに徐々に解明されていくことであろうが、それとは別の要素として、地上生活にまつわる悩み・痛み・苦しみ・悲しみといった体験はその人に与えられた挑戦課題であり、それを一つ一つ克服していくことによって霊性の進化が得られるというのがスピリチュアリズムの教えである。

そこには必ずしも超能力の必要性はないということである。

では、なぜ霊能開発の手引き書を出すのかと問われれば、それは一つには先天的に霊媒となるべき使命をもって生まれてくる人がおり、そういう人が順調にその道を歩むための手引き書が必要であるという考えかれであり、もう一つは、本書が単に霊能の開発法を述べるに留まらず、心霊学の基本的知識を分かりやすく説いてくれているからである。



霊力を呼ぶ本―生きがいの発見

・目次

第一章 求めよさらば与えられん

第二章 心のスイッチを切り換える

第三章 心の病いが病気をつくる

第四章 逃避せずに闘争心を燃やせ

第五章 汝みずからを知れ

第六章 失敗は成功へのステップ

第七章 人生を達観する

第八章 道義心に忠実に生きる

第九章 インスピレーションの不思議

第十章 自分から出たものは自分に戻る

第十一章 祈りが奇蹟を呼ぶ

第十二章 死は新たな人生への旅立ち

第十三章 霊性を拓く


・訳者あとがきより

洋の東西を問わず人間は“精神力”が時として想像を超えた威力を発揮するものであることを、理屈はともかく、体験によって知っていた。

今でも、勉強に際して、仕事に際して、あるいは病気に際して、“何くそ”という心構えが大きく物を言うことを、それぞれの分野の専門家や指導者が口を揃えて説いている。

本書はそれをスピリチュアリズムの立場から説いたものである。

スピリチュアリズムとは何かを今ここで詳しく説明する余裕はないが、要するに物的宇宙の内的世界、俗に言う死後の世界ないし霊界を、霊媒という超感覚能力者を通じて探り、地上生活との係わり合い、死後人間が辿るべき運命、霊的摂理、神の存在等について、その世界の生活者、いわゆる霊魂からの通信をもとにして、新しい人間哲学、人生哲学、生命哲学を樹立せんとする学問的思想活動のことである。


2017年7月25日火曜日

霊の存在や霊界について 11

世界心霊宝典〈第3巻〉スピリチュアリズムの真髄 (1985年)

・目次

第一部 歴史的考察

 第一章 序論 スピリチュアリズムとは何か

 第二章 A・J・デービスの調和哲学

 第三章 米国における初期のスピリチュアリズム

 第四章 英国におけるスピリチュアリズム

 第五章 その後のスピリチュアリズム

 第六章 物理的心霊現象の種々相(一)

 第七章 物理的心霊現象の種々相(二)

第二部 思想的考察

 第一章 人間の霊的構成

 第二章 「死」の現象とその過程

 第三章 死後の世界

 第四章 死後の生活 

 第五章 スピリチュアリズムと進化論

 第六章 スピリチュアリズムと宗教

 第七章 むすび


・訳者あとがきより

一八四八年に興ったスピリチュアリズムによって、本書で紹介された通り、死後の世界について実に豊富な資料が得られ、それはもはや信仰ではなく確固たる事実となってしまった。

もう幽霊話などで冷や汗を流す時代ではなくなった。

死を恐れることすら時代おくれとなる時期もそう遠い先の話ではない。

オリバー・ロッジの言葉を借りれば“死は楽しく待ち望むべき冒険”なのである。

死後には明るく生き生きとした次の世界が待ちうけている。

この世よりはるかに自由で闊達で美しい世界への旅立ちをなぜ恐れる必要があろうか。

そう知った時から、その人の人生にコペルニクス的転換が生じる。

明日への心構えが変わり、今日の生き方が変わる。

将来を、さらには死をも達観した上で、現在という時を大切に行きようとする考えが芽生えてくる。

スピリチュアリズムの効用はまさにそこにある。

そのスピリチュアリズムを紹介した書物はそれこそ枚挙にいとまがないが、歴史を辿りながらスピリチュアリズム関係のオーソドックスな名著や霊界通信を惜しみなく引用し、思想面まで詳しく説いたものは、本書の他にあまり類を見ない。



世界心霊宝典〈第4巻〉ジャック・ウェバーの霊現象 (1985年)

・目次

第一章 まえがき

第二章 霊媒ジャック・ウェバー

第三章 赤外線写真

第四章 トリックの防止措置

第五章 サンデーピクトリアル紙記者バーナード・グレイ氏のリポート

第六章 心霊評論家コリン・エバンズ氏の論評

第七章 デイリー・ミラー紙記者〝カサンドラ〟のリポート

第八章 上着の瞬間的脱着現象

第九章 物品引寄現象(アポーツ)

第十章 頭部の幽体写真

第十一章 霊媒の浮揚現象

第十二章 テーブルの浮揚現象

第十三章 メガホン現象

第十四章 アームとロッド

第十五章 ボイスボックス

第十六章 エクトプラズム

第十七章 物質化現象

第十八章 心霊紙の記事から

第十九章 出席者による危険行為

第二十章 背後霊以外の霊による妨害行為

第二一章 結論

第二二章 ウェバー氏の急死と〝帰還〟

第二三章 著者の自己紹介


・訳者あとがきより

ところで、読者の中にはなぜ心霊治療家のエドワーズ氏が分野のまったく異なるジャック・ウェバーという物理霊媒をこれほどまで熱心に実験の対象としたのか、疑問に思われる方がいるかも知れない。

実はその疑問に対する回答の中にこそ、エドワーズ氏が心血をそそいだ物理的心霊現象の真の意義が秘められているのである。

そこを理解していただかないことには、本書を読まれた意味も、エドワーズ氏が本書を書いた意味も失われることになる。

それは大きく二つに分けられる。

一つは人間の五感では捉えられない知的存在がいることを立証すること。

これは当然のことながら、その知的存在の生活する場、いわゆる死後の世界または霊界が存在することも意味する。

目にこそ見えないが、この宇宙のどこかに存在するわけである。

もう一つは、そのスピリットは人間の力量も想像もはるかに超えた驚異的な霊力を出すことが出来るということを示唆している。

死後の世界の存在も破天荒の事実であることに相違ないが、さきの疑問との関連において観るかぎりでは、この方がより重大な事実と言えるかも知れない。

そのパワーの中に“不治の病”をいとも簡単に治してしまう治療力も含まれているからである。


2017年7月24日月曜日

霊の存在や霊界について 10

レッドマンのこころ―「動物記」のシートンが集めた北米インディアンの魂の教え

・訳者あとがきより

著者が『動物記』のシートンその人であることを確認したのは、まったくの偶然である。

読書家の知人が、シートンの全集にThe Gospel of the Redmanなる署名があると教えてくれたのである。

どうやら、シートンというと『動物記』を連想させるほどその印象が強かったために、シートンが最後に行き着いた人生観が随所に見られる本書も、その存在の影が薄くなってしまったのであろう。

八十六歳で他界するその十年前に書かれた本書の「エピローグ」は、シートンの人生観の集約であるとみてよいと私は思うのであるが、そうした側面は、世間的にはあまり知られていないようである。


・目次

一章 レッドマンのこころ

二章 レッドマンの社会生活

三章 健康美あふれる生活

四章 預言者ワバシャは語る

五章 レッドマンの「古事記」

六章 レッドマンの「血」を死守せんとした英雄の系譜



これが死後の世界だ―開かれた来世 (潮文社リヴ)

・まえがきより

私は、かねがね、今まで自分が読んだ霊界通信を一冊にまとめてみたいと思っていたのであるが、その望みがようやく本書となって実現した。

引用したものには私なりの解説を加えてある。

全般的に観たかぎりでは、これで死後に関する一通りの知識は得られるのではないかと自負している。


・目次

第一章 霊界通信はどこまで信用できるか

第二章 死後の環境

第三章 霊魂の成長と進化

第四章 地上生活の目的と意義

第五章 霊界の仕事

第六章 地上的縁の行方

第七章 神の啓示

第八章 むすび



スピリチュアル・ストーリーズ―天使がくれたおくりもの

・訳者あとがきより

この童話には、死後の世界や霊界の話がよく出てきます。

それらは事実を述べたものであって、作り話ではありません。

二十一世紀になって急にスピリチュアルな世界に関心が寄せられるようになり、書店の精神世界のコーナーには、たくさんの本が置かれるようになりました。

ですが、霊の存在を当たり前の事実として扱っている童話は、おそらく本書が初めてではないかと思います。

そのため、訳してから出版にこぎつけるまでに、半世紀もの時間がかかってしまいました。


2017年7月21日金曜日

霊の存在や霊界について 9

心霊科学本格入門―スピリチュアリズムが人生を変える (ワニの選書)

・まえがきより

霊とか魂、あるいはそれをいっしょにした霊魂といった言葉は、古い文献ほど多く見かける。

それだけ、太古ほど死者の霊にまつわる思いが強く、それが風習やしきたりを生み、さらに時代の推移とともに変化しながら近年まで引き継がれてきた、ということのようである。

が、その概念も、十九世紀なかばからコペルニクス的転回をとげることになる。

心霊現象を科学的に究明するという、それまでには考えも及ばなかったことが、学者としてのメンツや権威の失墜を振り払った勇気ある学者によって、主として英国と米国で浩然と行われるようになった。

そしてそこから導きだされた結論は、人間は死んで霊となるのではなく、人間はもともと霊的存在であり、それが今こうして肉体に宿って生活を営んでいるにすぎない。

したがって、肉体の死後にも霊的自我が生き続けるのはごく当たり前の自然現象である、というものだった。

そして、そこからスピリチュアリズム思想が発生してきた。

(中略)

本書で私は、そうした研究の成果と体験をふまえて、“霊”とは何かという命題にスピリチュアリズムの立場から具体的な解答を出すと同時に、それが地上人生の生き方にいかなる示唆を与えているか、この現実界とはどういう関連性があるのか、といった問題にも言及してみたいと思っている。



スピリチュアリズムと宇宙哲学―人間はいずこより来りて、いずこへ行くのか

・まえがきより

さて、いまの私の書架を見ると、その大学時代に読んだものやその後取り寄せたものを含めて、ほぼ百五十冊ばかりが並んでおり、そのうちのほぼ五十冊ばかりは私自身による訳書である。

残りの百冊ばかりも貴重なものばかりであるが、内容的にみて日本人には受け入れられそうにないものや、ページ数が多すぎたり少なすぎたりして出版してもらえそうにないものである。

しかし、そういうものを毎日のように目にしていると、このままではいけない_何らかの形で出さなくては、という思いが去来する。

そこで思い付いたのが、それらを総合的にまとめることである。

これ一冊あれば全てが分かる、と言えるようなものを作ることである。

それが本書である。


・目次

第一章 人間の本質と死後の世界

第二章 人体の見えざるメカニズム

第三章 霊性開発のための食養生と精神修養

第四章 天変地異と人間の運命_「運命」についての自伝的私論


2017年7月17日月曜日

霊の存在や霊界について 8

日本人の心のふるさと“かんながら ”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム”

・まえがき より

十九世紀半ばに米国で勃興し、二十世紀初頭に英国で飛躍的な発展を遂げ、二十世紀半ば

に日本に移入されて、今、新ミレニアムの人生指針として静かな注目を集めている人生思

想に『スピリチュアリズム』というのがある。

人間の個性の死後存続を大前提とした生命哲学で、私は十八歳の時にこの思想に出会って

以来、古稀を目前にした今日までのほぼ半世紀にわたって関わり続けてきた。

その間に翻訳した英米の関係書はほぼ五十冊、自著ならびに編著は十冊を超えるが、それ

ほど西洋の著作に関わってきた私が次第に目覚めてきたのが、日本人の心の原点ともいう

べき『かんながら』、すなわち感じが輸入されて以来『神道』と呼ばれるようになった霊

的思想と、その物的表象としての『神社』のすばらしさである。

「他」を知ることによって「自」に目覚めたということであろうか。


・目次

序章 日本人および日本文化の源流

第一章 《かんながら》の思想の真髄

第二章 浅野和三郎の『龍神遠祖説』

第三章 《かんながら》の表象としての神社

第四章 《かんながら》の歴史的変遷

第五章 日本人の脳の特殊性と言霊

第六章 死後の世界観を塗り変えたスピリチュアリズム

第七章 「現代の啓示」の受信者たち

第八章 人間の霊的構成と死後の階層

第九章 日本的な、あまりに日本的な霊現象

第十章 稀代の霊的治療家ハリー・エドワーズ

第十一章 スピリチュアルな旅としての人生



「あの世」からの現地報告(三部作) 〈その1〉死後の世界も自然界である―付:ウィリアム・ティンダル 新約聖書を英語に翻訳 して火刑に処せられた男

・本書について(近藤)

著者であり受信者であるアンソニー・ボージャには、本書(一九八六年)のほかに二冊の

著作がある。

いずれも死後の世界ないしは死後の生活を扱ったもので、第一作の Life In The World

Unseen が一九五四年に、その続編の More About the Life In The World Unseen が二年

後の一九五六年に出版されている。

二冊ともボージャ氏が他界した親友(複数)から届けられた霊界通信で、とくに英国内で

大きな反響を呼んだ。

「通信はもうないのか」という読者からの要望に応えて書き下ろしたのが本書で、前二著

を基礎にして死後の世界をわかりやすく解説したものである。


・目次

第1章 死の直後の様子

第2章 死後の界層 本格的な人生は死後から始まる

第3章 死後の世界も自然界の一部


2017年7月13日木曜日

妖精について

妖精物語―実在する妖精世界 (TEN BOOKS)

・イギリスのコティングリー渓谷で、2人の少女が妖精を写真に撮ったというできごとをコナン・ドイルが検証したものです。



妖精世界―霊視した妖精の姿 (Ten books)

・著者ホドソンが霊視した妖精が、出会った時、場所、妖精の仕草、表情、情景など細微に記録された本です。


・まえがき(C・W・リードビーター)より

ホドソン氏は、霊視能力のある人でさえ努力を重ねてやっと発揮する精霊観察能力を、生まれつきもっておられる、大変恵まれた方である。

この種の能力がもっと一般的なものとなる日が一日も早く到来してくれることを祈りたい。

その段階まで進化すれば、人類は紙の計画を今よりはるかに深く理解し、それとともに、神の意志にのっとった、もっと賢明な生き方を悟っていくことであろう。

本書に収められた記録は、生命活動に関する人類の概念を大きく広げ、無数の界層で展開している素晴らしい、華麗な生命現象の存在を明るみに出し、その中にあって地上的生命はほんの一かけらにすぎないことを教えてくれる。

しかし、その地上世界も、今こうして、霊視能力という超能力によって明るく照らし出されつつあるのである。



妖精(フェアリー)―妖精写真は物語る (TEN BOOKS)

・本文より

第一部はコッティングレー渓谷で奇跡的に撮れた五枚の写真に関する私の調査結果の報告という形になったが、その後私は二年から三年の歳月をかけて、そうした自然霊たちがこの地上の生命活動の中でどういう役割を果たしているのか、またわれわれ人間世界と、どこでどうつながっているのか、といった点についての調査・研究をしてみた。


2017年7月12日水曜日

心霊治療に関する本 2

迷える霊(スピリット)との対話―スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年

・訳者あとがきより

本書は、米国の精神科医カール・ウィックランド博士が、異常行動で医学の手に負えなくなった患者を、特殊な方法で治療すべく悪戦苦闘した、30余年にわたる記録の全訳である。

その特殊な方法とは、心霊研究の分野で“招霊実験”と呼ばれているもので、異常行動の原因は死者のスピリットの憑依であるとの認識のもとに、その患者に、博士が考案した特殊な静電気装置で電流を通じる。

すると、その電気ショックがスピリットにとってはまるでカミナリに当たったような反応を生じ、いたたまれなくなったスピリットが患者から離れる。

それをマーシーバンドと名のる背後霊団が取り押さえて霊媒に乗り移らせる。

乗り移ったスピリットは大半がその事実に気づかずに、霊媒の目・耳・口を自分のものと思い込んで使用し、地上時代と同じ状態で博士との対話を交わすことになる。

その問答を通じてスピリットは、現在の本当の身の上を自覚して患者から離れていく、という趣向である。



背後霊の不思議―あなたの運勢を開く

・まえがきより

かく言う私は一介の心霊治療家である。

一日におよそ二十人から三十人の患者を治療しているが、その九十九パーセントまでが医学的に“不治”とされている人たちである。

歩けない人、ものが言えない人など、医学から見放された人が私のもとに来ては杖を置いて帰り、「ありがとう」という言葉が言えるようになって帰っていく。

そうした人たちからの感謝の手紙を週に何十通も受け取っている。

そうした治療家としての体験を通して、私は人間および人生について普通では学べないものを数多く学んだ。

いわば患者が私に教えてくれたわけである。

病気になる人には病気になるような一つの型がある。

その型にはまらないようにさえすれば病気は避けられる。

また過去のそうした誤った型から脱して首尾よく健康を回復した人は、単に健康だけでなく、必ずそれ以外の何物かをも獲得してくれる。

すなわち人生に落ち着きと自信を取り戻し、現代生活の複雑さに耐えていきるだけの抵抗力といったものを身につけてくれる。

こうして、心身の病を治療できる私が、それを未然にふせぐ方法を知っていても不思議はないであろう。

私は本書で、自信をもってそれを説いている。

病気に代わって健康を与え、無知に代わって知識を授け、それを基礎として快適で生き甲斐のある人生を築いてもらうべく、いろいろな角度から説いた。


2017年7月8日土曜日

霊の存在や霊界について 7

心霊と進化と―奇跡と近代スピリチュアリズム

・訳者あとがきより

原著者のウォーレス Alfred Russsel Wallace については改めて紹介するまでもない。

ダーウィンと並んで自然淘汰説を進化論に取り入れた博物学者としてその名を知られているが、ごく最近になってこの自然淘汰説は実はウォーレスの方がオリジナリティをもつものであったことが明らかにされた。(アーノルド・ブラックマン「ダーウィンに消された男」朝日新聞社刊)

しかしそれ以上に知られていない事実、というよりはむしろ偏見をもって誤解されている事実に、ウォーレスのスピリチュアリズム研究がある。

目に見えぬ知的エネルギーの存在を単なる好奇心や俗趣味からでなく、人生哲学と専門の根幹として真剣に調査研究したその成果をまとめたのが本書である。


・まえがきより

初めて心霊現象の話を耳にした時も、唯物論で埋め尽くされた私の思想耕造の中には、霊とか神といった物質以外の存在を認める余地はまるで無かったといってよい。

が、事実というものは頑固である、どうしようもないものである。

知人宅で起きた原因不明の小さな心霊現象がきっかけとなって生来の真理探求心が頭をもたげ、どうしても研究してみずにはいられなくなった。

そして、研究すればするほど現象の実在を確信すると同時に、その現象の種類も多岐にわたることもわかり、その示唆するところが近代科学の教えることや近代哲学が思索しているものからますます遠ざかっていくことを知ったのである。

私は事実という名の鉄槌に打ちのめされてしまった。

その霊的解釈を受け入れるか否かの問題より前に、まずそうした現象の存在を事実として認めざるを得なかった。

前に述べたように当時の私の思想耕造の中には“そうしたものの存在を認める余地はまるで無かった”のであるが、次第にその“余地”ができてきた。

それは決して先入観や神学上の信仰による偏見からではない。

事実を一つ一つ積み重ねていくという絶え間ない努力の結果であり、それよりほかに方法が無かったのである。



古武士霊は語る―実録・幽顕問答より

私は最初書店で題名を見て『こんな本があるからだめなんだよな。』と思ってしまいました。

武士のお化けが登場する、恐怖を煽るようなオカルト本の類だと思い、霊的な知識の妨げとなるような本だと思ったのです。

で、著者名を見て『え!?』と驚いてしまいました。

そこで、手にとって中身を確認して買い求めた次第です。

内容は、無念の割腹自殺を遂げた加賀の武士が、積年の願いを遂げるためにある家の若主人に憑依して出現した事実を、それに関わった人が記録として残したものを、丁寧に解説したものです。



私の霊界紀行―驚異の幽体離脱体験記

・訳者まえがきより

スカルソープ氏は地味な霊能者である。

経験年数からいうとすでに30年近くになるが、派手な活動をせず、著書も他に本書の続編が1冊あるだけで、コツコツと体験を積み重ねながら、つねに修養を第一に心がけている真摯な学徒という印象をうける。

本当はすべての霊能者がそうあらねばならないのである。

ところが、これは世界どの国の霊能者にも言えることであるが、霊能が出はじめると何となく偉くなったような錯覚を抱き、まわりの者にもてはやされるとその錯覚を一段とエスカレートさせ、ご大層なことを言い出し、法外な金銭を取りだす霊能者が多すぎるのである。

そうした中でスカルソープ氏は初心を忘れないきわめて貴重な存在であり、そうした性格や生活信条は本書の随所に表れている。

私がぜひとも本書を翻訳して紹介したいと思った理由もそこにある。


2017年7月6日木曜日

心霊治療に関する本

霊体手術の奇跡―霊医ウィリアム・ラング

・まえがきより

つまり私が入神すると、その私の肉体をウィリアム・ラングという1037年にこの世を去った外科医が占領し、自分の肉体同然に駆使して患者の手術に当たるのである。

手術といっても肉体に手術するのではない、患者の「霊体」に手術するのである。

その間私は無意識のままである。

その意味では私はきわめて消極的な協力者にすぎない。

が、私がいなくてはラング霊も治療ができない。

その上、普段の私にはもう一つの大切な仕事がある。

すなわち世界各地から寄せられる申込みの手紙や治療後の経過報告に目を通し、しかるべき処置をとらねばならない。

そうした仕事の具体的な内容については第三章でくわしく述べるつもりである。



私は霊力の証を見た―奇跡の心霊治療

・あとがきに代えて より(訳者)

心霊治療に関する最も新しい本にD・ハーベイの「癒す力_心霊治療とその実体験」というのがある。

古代からげんだいまでの奇跡的治癒の事実を細かく分析・検討した力作であるが、その「序論」の冒頭を飾っているのが本書の著者モーリス・テスター氏の体験である。

この事実からも、奇蹟的治癒の体験後、自らが治療家となったテスター氏は西洋でも極めて異色の存在であることが窺える。

第一章を読まれてこの劇的な体験に感激された方が多いのではなかろうか。

まさに奇蹟と呼ぶに相応しい。

私も訳しながら思わず涙のにじむのを感じたほどである。



現代人の処方箋―心霊学に学ぶ

・序より

テスター氏は、本書の中で現代人の身体的病気や精神的ないし感情的な行き詰まりの原因となっている“心の姿勢”を正すための指針を、心霊治療家としての豊富な経験にもとづいて述べている。