2017年7月25日火曜日

霊の存在や霊界について 11

世界心霊宝典〈第3巻〉スピリチュアリズムの真髄 (1985年)

・目次

第一部 歴史的考察

 第一章 序論 スピリチュアリズムとは何か

 第二章 A・J・デービスの調和哲学

 第三章 米国における初期のスピリチュアリズム

 第四章 英国におけるスピリチュアリズム

 第五章 その後のスピリチュアリズム

 第六章 物理的心霊現象の種々相(一)

 第七章 物理的心霊現象の種々相(二)

第二部 思想的考察

 第一章 人間の霊的構成

 第二章 「死」の現象とその過程

 第三章 死後の世界

 第四章 死後の生活 

 第五章 スピリチュアリズムと進化論

 第六章 スピリチュアリズムと宗教

 第七章 むすび


・訳者あとがきより

一八四八年に興ったスピリチュアリズムによって、本書で紹介された通り、死後の世界について実に豊富な資料が得られ、それはもはや信仰ではなく確固たる事実となってしまった。

もう幽霊話などで冷や汗を流す時代ではなくなった。

死を恐れることすら時代おくれとなる時期もそう遠い先の話ではない。

オリバー・ロッジの言葉を借りれば“死は楽しく待ち望むべき冒険”なのである。

死後には明るく生き生きとした次の世界が待ちうけている。

この世よりはるかに自由で闊達で美しい世界への旅立ちをなぜ恐れる必要があろうか。

そう知った時から、その人の人生にコペルニクス的転換が生じる。

明日への心構えが変わり、今日の生き方が変わる。

将来を、さらには死をも達観した上で、現在という時を大切に行きようとする考えが芽生えてくる。

スピリチュアリズムの効用はまさにそこにある。

そのスピリチュアリズムを紹介した書物はそれこそ枚挙にいとまがないが、歴史を辿りながらスピリチュアリズム関係のオーソドックスな名著や霊界通信を惜しみなく引用し、思想面まで詳しく説いたものは、本書の他にあまり類を見ない。



世界心霊宝典〈第4巻〉ジャック・ウェバーの霊現象 (1985年)

・目次

第一章 まえがき

第二章 霊媒ジャック・ウェバー

第三章 赤外線写真

第四章 トリックの防止措置

第五章 サンデーピクトリアル紙記者バーナード・グレイ氏のリポート

第六章 心霊評論家コリン・エバンズ氏の論評

第七章 デイリー・ミラー紙記者〝カサンドラ〟のリポート

第八章 上着の瞬間的脱着現象

第九章 物品引寄現象(アポーツ)

第十章 頭部の幽体写真

第十一章 霊媒の浮揚現象

第十二章 テーブルの浮揚現象

第十三章 メガホン現象

第十四章 アームとロッド

第十五章 ボイスボックス

第十六章 エクトプラズム

第十七章 物質化現象

第十八章 心霊紙の記事から

第十九章 出席者による危険行為

第二十章 背後霊以外の霊による妨害行為

第二一章 結論

第二二章 ウェバー氏の急死と〝帰還〟

第二三章 著者の自己紹介


・訳者あとがきより

ところで、読者の中にはなぜ心霊治療家のエドワーズ氏が分野のまったく異なるジャック・ウェバーという物理霊媒をこれほどまで熱心に実験の対象としたのか、疑問に思われる方がいるかも知れない。

実はその疑問に対する回答の中にこそ、エドワーズ氏が心血をそそいだ物理的心霊現象の真の意義が秘められているのである。

そこを理解していただかないことには、本書を読まれた意味も、エドワーズ氏が本書を書いた意味も失われることになる。

それは大きく二つに分けられる。

一つは人間の五感では捉えられない知的存在がいることを立証すること。

これは当然のことながら、その知的存在の生活する場、いわゆる死後の世界または霊界が存在することも意味する。

目にこそ見えないが、この宇宙のどこかに存在するわけである。

もう一つは、そのスピリットは人間の力量も想像もはるかに超えた驚異的な霊力を出すことが出来るということを示唆している。

死後の世界の存在も破天荒の事実であることに相違ないが、さきの疑問との関連において観るかぎりでは、この方がより重大な事実と言えるかも知れない。

そのパワーの中に“不治の病”をいとも簡単に治してしまう治療力も含まれているからである。


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