「霊体手術の奇跡―霊医ウィリアム・ラング」
・まえがきより
つまり私が入神すると、その私の肉体をウィリアム・ラングという1037年にこの世を去った外科医が占領し、自分の肉体同然に駆使して患者の手術に当たるのである。
手術といっても肉体に手術するのではない、患者の「霊体」に手術するのである。
その間私は無意識のままである。
その意味では私はきわめて消極的な協力者にすぎない。
が、私がいなくてはラング霊も治療ができない。
その上、普段の私にはもう一つの大切な仕事がある。
すなわち世界各地から寄せられる申込みの手紙や治療後の経過報告に目を通し、しかるべき処置をとらねばならない。
そうした仕事の具体的な内容については第三章でくわしく述べるつもりである。
「私は霊力の証を見た―奇跡の心霊治療」
・あとがきに代えて より(訳者)
心霊治療に関する最も新しい本にD・ハーベイの「癒す力_心霊治療とその実体験」というのがある。
古代からげんだいまでの奇跡的治癒の事実を細かく分析・検討した力作であるが、その「序論」の冒頭を飾っているのが本書の著者モーリス・テスター氏の体験である。
この事実からも、奇蹟的治癒の体験後、自らが治療家となったテスター氏は西洋でも極めて異色の存在であることが窺える。
第一章を読まれてこの劇的な体験に感激された方が多いのではなかろうか。
まさに奇蹟と呼ぶに相応しい。
私も訳しながら思わず涙のにじむのを感じたほどである。
「現代人の処方箋―心霊学に学ぶ」
・序より
テスター氏は、本書の中で現代人の身体的病気や精神的ないし感情的な行き詰まりの原因となっている“心の姿勢”を正すための指針を、心霊治療家としての豊富な経験にもとづいて述べている。
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