2017年7月17日月曜日

霊の存在や霊界について 8

日本人の心のふるさと“かんながら ”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム”

・まえがき より

十九世紀半ばに米国で勃興し、二十世紀初頭に英国で飛躍的な発展を遂げ、二十世紀半ば

に日本に移入されて、今、新ミレニアムの人生指針として静かな注目を集めている人生思

想に『スピリチュアリズム』というのがある。

人間の個性の死後存続を大前提とした生命哲学で、私は十八歳の時にこの思想に出会って

以来、古稀を目前にした今日までのほぼ半世紀にわたって関わり続けてきた。

その間に翻訳した英米の関係書はほぼ五十冊、自著ならびに編著は十冊を超えるが、それ

ほど西洋の著作に関わってきた私が次第に目覚めてきたのが、日本人の心の原点ともいう

べき『かんながら』、すなわち感じが輸入されて以来『神道』と呼ばれるようになった霊

的思想と、その物的表象としての『神社』のすばらしさである。

「他」を知ることによって「自」に目覚めたということであろうか。


・目次

序章 日本人および日本文化の源流

第一章 《かんながら》の思想の真髄

第二章 浅野和三郎の『龍神遠祖説』

第三章 《かんながら》の表象としての神社

第四章 《かんながら》の歴史的変遷

第五章 日本人の脳の特殊性と言霊

第六章 死後の世界観を塗り変えたスピリチュアリズム

第七章 「現代の啓示」の受信者たち

第八章 人間の霊的構成と死後の階層

第九章 日本的な、あまりに日本的な霊現象

第十章 稀代の霊的治療家ハリー・エドワーズ

第十一章 スピリチュアルな旅としての人生



「あの世」からの現地報告(三部作) 〈その1〉死後の世界も自然界である―付:ウィリアム・ティンダル 新約聖書を英語に翻訳 して火刑に処せられた男

・本書について(近藤)

著者であり受信者であるアンソニー・ボージャには、本書(一九八六年)のほかに二冊の

著作がある。

いずれも死後の世界ないしは死後の生活を扱ったもので、第一作の Life In The World

Unseen が一九五四年に、その続編の More About the Life In The World Unseen が二年

後の一九五六年に出版されている。

二冊ともボージャ氏が他界した親友(複数)から届けられた霊界通信で、とくに英国内で

大きな反響を呼んだ。

「通信はもうないのか」という読者からの要望に応えて書き下ろしたのが本書で、前二著

を基礎にして死後の世界をわかりやすく解説したものである。


・目次

第1章 死の直後の様子

第2章 死後の界層 本格的な人生は死後から始まる

第3章 死後の世界も自然界の一部


0 件のコメント:

コメントを投稿